玉井宏幸税理士事務所

経営分析には顧客先別・仕入先別・外注先別の毎月の取引額推移表が必須です。
勘定科目に何が含まれているか分からないと試算表は理解できるはずが、ありません。
試算表を理解する上において、「どの勘定科目にどのような収入や費用が含まれているか」を知っていることが大前提です。
残念ながらほとんどの経営者は勘定科目を理解していません。
会計事務所に伝票作成と入力を任せている場合はどんなに丁寧に説明されても経営者はうなづくだけで心から納得できる訳ではありません。
経営者はもっと違う原因があるのではないか、と疑念を抱きます。
それは大前提である勘定科目を理解してないことから来る会計事務所と経営者との間の大きな壁です。
経営者が経理を勉強しなくても試算表が分かるようになる方法があります。
最も関心のある取引先ごとの取引金額の推移表が毎月見られ、その金額の推移が決算書に連動して行くのなら経営者は必然的に試算表に信頼を寄せ、関心を持ち始めます。
経営分析には顧客先別・仕入先別・外注先別の毎月の取引額推移表が必須です。


直ぐに試算表を理解できるテクニックは、全取引先の取引額推移表を見る習慣を持つことが大切です。
それは毎月の売上・仕入・外注を取引先ごとに取引金額の推移を見て、取引の結果としての利益や損失の出た原因を分析することです。
販売管理費は金額の大きい勘定科目だけ推移を注目して行きます。
この方法で会社の事業活動の95%以上は理解できます。
そこで当事務所が最初にすることは、売上・仕入・外注の科目について取引先別推移表を会社自身で会計ソフトを使って作成できるように指導することです。
決算書に連動する取引先別推移表が作成できるまでに少なくとも3ヶ月かかり、企業に定着するまでに1年前後要します。
何故そこまでやるかと言うと、そこまでしないと利益や損失の原因を見つけられないからです。
利益が出る要因はどんどん伸ばし、損失の出る原因は直ぐに改善して行くことが企業にとって一番大事で成長に不可欠です。





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