玉井宏幸税理士事務所


2ヶ月遅れの財務諸表分析では思い出すのに時間がかかるので遅すぎる。
人間の記憶で鮮明に覚えているのはせいぜい2週間以内です。
1ヶ月以上経過したら、よほどのことがない限り覚えていません。
外部に任せきりの試算表は2ヶ月遅れですから経営分析しても記憶を呼び起こすのに時間がかかり、思い出したとしても印象が薄くて、自覚に欠けてしまいます。
インパクトがなければ反省になりません

将来を見据えて無駄の無い計画的な投資で節税を考えます
外部に任せた場合の試算表は2ヶ月遅れが一般的ですから節税が必要だと思った時点ではすでに決算が終わってますので決算対策には役に立ちません。
決算や経営に役立たない試算表は致命的で会社の成長を阻む要因になります。
節税だと言って外国車を買って無駄な支出をしている余裕はありません。
税金で4割取られても6割は残りますが、無駄な出費は10割無駄になります。
節税はその場しのぎではなく日々実践して積上げて行くものです。
巨額の投資の場合にはさらに念入りな調査・計画が必要ですし、必ず節税も併せて考える必要があります。

真実の試算表を毎月作成しないでは地図や方位磁石が無いのと同じです。
試算表をいつも見ていると言われる経営者でも例えば粉飾決算のような試算表を見ているとすれば、自信過剰のためにかえって危ない経営をすることになります。
世の中景気が良いと油断や慢心のせいで企業環境の変化に気付くのに遅れるのが常ですが経営状態の良い時こそ冷静に試算表を見る習慣を付けていなければ経営悪化の時には手をこまねくだけです。
経営分析を習慣付ければ、改善策を次々と試して行けるので決して最悪の状態にはなりません。
企業外部の会計事務所に頼むと通常2ヶ月遅れの試算表です。
企業自身が試算表を翌月中旬までに作成して分析を行い対策を取る努力をしなければ、もはや同業者に付いて行けない情報化社会になっています。




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